PYTHON と表示されていればOKだよ。

コンピュータに何かを「覚えさせる」ための仕組みが 変数(へんすう) です。
変数は、データを入れておく“箱”のようなものです。

上のプログラムでは “PYTHON” という文字を name という箱に入れています。
箱にデータを入れることを 代入(だいにゅう) といいます。

print( name )

この命令は、箱の中身を画面に出す命令です。
箱のデータを取り出して使うことを 参照(さんしょう) といいます。

次は、このプログラムを動かしてみよう。

   

入力した名前が表示されたかな?

name = input("あなたの名前は?")
print( "こんにちは。" , name , "さん" )

1行目はinput()関数を使って、入力されたデータをnameという箱(変数)にしまっています。
2行目は、nameという箱の中身をprint()関数を使って画面に表示しています。

「変数」はデータを覚えておくための「箱」。
その箱に中身を入れる方法は、ひとつだけじゃないんです。

変数を使うと何がうれしいの?

今度は、このプログラムを動かしてみよう。

   

プログラムの3行目で、変数 “score” に5を足しています。
このように、変わっていくデータ(スコア、HP、時間…)をおぼえておけるのが「変数」です。
だから「変わる数」と書いて 変数(へんすう) と呼びます。

ゲームの画面を想像してみよう。
スコア、HP、アイテムの数、敵の位置・・・色々な情報があるよね。
そういった情報は全部、「変数」を使って情報を覚えているんだ。

変数の名前のつけ方(ルール)

変数を用意するとき、変数の名前にはちょっとしたルールがあります。

半角のアルファベット、数字、アンダーバー(_)が使える。
数字で初めてはダメ!
ひらがな、カタカナ、漢字は使わない!
大文字と小文字を区別する。

例:変数は数字で初めてはダメ!

   

エラー(Error)が表示されるよ!!

例:ひらがな、カタカナ、漢字は使わない!

   

エラー(Error)が表示されるよ!!

例:大文字と小文字を区別する。

   

name と Name は、違う変数になるんだね!!

「数」と「文字」の違い

Pythonでは、変数に「数」も「文字」も入れられます。
でも、見た目が同じでも中身がちがうことがあります。

   

表示すると、数字の10なのか、文字の”10″なのか分からないね。

できることのちがい

変数に入れた「数」は、たし算や、ひき算、かけ算、わり算などの「計算」ができます。
文字は計算には使えないけど、他の文字を「つなげる」ことが出来ます。

   

「+」の意味が、数字と文字で違うんだね!!

Pythonやそのほかのプログラミング言語で、*(アスタリスク)は「かけ算」という意味です。
数字と文字で*を使った時のちがいを見てみましょう!!

   

「*」の意味も、数字と文字で違うんだ!!

「数」と「文字」、混ぜると危険!!

input()は「文字」が返ってくる!!

input()関数で入力された「数字」に、1を足して表示するプログラムを作ってみました。
「何歳ですか?」と表示され、例えば15と入力したら、
「来年は16歳ですね。」と表示されるはずです。

では、動かしてみて下さい。

   

数字を入力してもエラー(Error)が表示されるよ!!

エラーが表示されましたね💦

実はこれ、input()で入力されたものは、ぜんぶ「文字」として変数に入るんです。
見た目は数字でも、input()から渡されたものは「文字」になってしまいます。

Pythonは「文字に数字の1を足して」と言われ、たし算が出来なくて、
「”文字”と”数字”のたし算は出来ないよ~」
「変数の種類が違うよ~」
という、メッセージを返してくれています。

「エラー」はPythonからの大事なメッセージ

エラーが出ると、左の図のようなメッセージが表示されます。
エラーのメッセージは全部英語です。
単純たんじゅん単語たんごばかりなのですぐになれます。

“Type” は「種類しゅるい」、”str”は「文字」、
“int”は「数字」という意味です。
文字と、数値、種類のエラーと推理すいりできます。

2行目がまちがってるよ!と場所も教えてくれます。
このアドバイスをもとにエラーを直すことができます。

エラーを読むことができるようになると、Pythonと“会話”できるようになります。

データには「型」がある。

変数に入れるデータには「文字」や「数字」などの「種類」があります。
この種類の事を「データがたといいます。

“あいう”,”ABC” などの文字は「文字型もじがた」、
123 などの数字は「数値型すうちがた」といいます。人間で言う、血液型けつえきがたのようなものです。

ちゅうい

ここで注意!
data = “123” のようにダブルクォーテーションでかこむと、
数字であっても「文字」としてあつかわれます。

データの型を合わせよう。

ひとつ前のプログラムではエラーになりました。
文字と数字、データ型がちがう物どうしで、たし算をしようとしたからです。

では、次のプログラムを実行してみて下さい。

   

あ!こんどは、ちゃんと動いたよ!!

データ型がちがう物同士をあつかう時は「データ型を変える」しくみを使います。
文字→数字にするとき:int()
数字文字にするとき:str()
今回は、文字型だった age を int(age) で、数字に変換しています。

通訳を通すみたいに、同じ言葉(型)にそろえれば、エラーにならず動いてくれます。

int(),str()は「データ型」の通訳なんだね。

いろいろな「データ型」の仲間たち

ここまでで、文字 のちがいを見てきました。
でもPythonには、ほかにもいくつかの“性格(タイプ)”があります。

型の名前入るデータ
int整数(細かくない数)10 , -3
float小数(細かい数)3.14 , 0.5
str文字のあつまり“こんにちは”
bool〇(True)か✕(False)かTrue , False
Noneまだ何も入っていないNone

int,float は「数字」、strは「文字」です。
bool はこの後に出て来る「if文」で登場します。
None(ナン)は「まだ何もない」ことを表す特別なデータ型です。

今回の関数

int()関数

できること

文字を数字に変換する

使い方

int( 文字)

  • num = int(“123”)
  • num = int( input(“数字を入れて”) )
  • a = “12”
    print( int( a ) + 10)

str()関数

できること

数字を文字に変換する

使い方

str( 文字)

  • txt = str(“456”)
  • num = “12”
    print( “背番号は” + str(num) + “だ!” )

ためしてみよう!!

【1】

変数 name に好きな文字を入力して、「こんにちは〇〇〇さん」表示してみよう。

【1】の回答例かいとうれい
name = "タケル"
print("こんにちは" , name , "さん")

【2】

変数 aと、変数b で、たし算とひき算をした結果を表示しよう。
変数 a には5を、bには 10 を代入しよう。

【2】の回答例かいとうれい
a = 5
b= 10
print("a = ",a," , b = ",b)
print("a + b= " , a + b )
print("a - b= " , a - b )

【3】

変数 sei、変数 meiと+ を使って、「山田たろう」と表示しよう。

【3】の回答例かいとうれい
sei = "山田"
mei = "たろう"
print( sei + mei )

【4】

このプログラムはエラーになります。
12 を入力したら、「来年は13さいですね」と表示されるように直しましょう。

   

【4】の回答例かいとうれい
age = input("なんさい?")
print("来年は",int(age) + 1 ,"さいですね。")

【5】

このプログラムはエラーになります。
「僕の背番号は23です」と表示されるように直しましょう。

【5】の回答例かいとうれい
myno = 23
msg1 = "僕の背番号は"
msg2 = "です"
print(msg1 + str(myno) + msg2)

🌱今回のまとめ

変数はデータをいれておく「箱」
数と文字ではできることがちがう。
input()関数は「文字」を返す。
文字と数字、データ型を混ぜるとエラーになる!!
int()やstr()でデータ型を変えられる。
データにはいろいろな型(str,int,float,bool,None など)がある。
エラーはPythonからのアドバイス。

⭐次回予告

次回は『演算子を使いこなせ!!』だよ。
たす・ひく・くらべる・くっつける!
Pythonの「演算子」について説明するよ。